2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

寺山修司

母から解放されようとして、かえって母に囚われ、それによって多くの読者を獲得した寺山の作品に魅かれたことはないけれど、もし彼が酒を飲み過ぎずに長生きしていたら、別のあり方も可能だったのではないかという思いはずっともっています。例えば、わらべ…

岡本太郎

岡本太郎もまた人間の声に対して鋭敏な耳をもっていました。 「人間の声のたとえようもない微妙な展開は、生活自体と同じように自在であり、乱れたものだ。乱れていながら、ハーモニーがある。それは生存のリズムだ。春夏秋冬という四つの周期があって、整然…