2006-02-02から1日間の記事一覧

ベンヤミンとブレヒト

ロッセリーニの『火刑台上のジャンヌ・ダルク』で、死後もジャンヌの耳に残り苦しめたのは、裁判を記録する書記のペンが羊皮紙を擦る音でした。その裁判記録が天使によって書かれた一冊の書物へと変容し、天上から響く声に充たされるとき、ジャンヌを焼く炎…