2007-11-30から1日間の記事一覧

『愛の予感』

『東京物語』で尾道のポンポン蒸気のエンジン音がラストで原節子が開ける懐中時計の音へと繋がっていくように、小林政広の『愛の予感』では、すべての物音が日常の反復を刻む秒刻として響いています。特に渡辺真起子がボールで卵を溶き、フライパンで焼く音…