映画=労働

ファロッキが出演してるストローブ=ユイレの『階級関係』のメイキングをファロッキ自身が撮ってるけど、フィトゥシの撮った『シチリア』のメイキングとほぼ同じ。ストローブ=ユイレの手法は昔から頑固な農民のように変わらないということかな。映画=労働ということをファロッキの『工場を立ち去る労働者』を見て考えました。コスタ、チャプリン、ラングも映画と労働を結びつけてる。もちろんゴダールも。人間が自分を機械に擬することで機械労働に順応したことと、映画の誕生は結びついている。小津作品にやたら工場が映るのもそのせいかも。